北緯1度の暮らし

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ちきりんの Voicy を聴いて自分のペンネームを変えてみた

俳人の夏井いつきの YouTube が気に入って、チャンネル登録をした。「よし、私も俳句をつくってみよう!」とは思わなかったけど、ビデオが毎回とてもおもしろい。投句する気なんかさらさらないくせに、すっかりその気になって、俳号にも使えるペンネームに変えてみた。

【用語解説:俳号】漱石は正岡子規の俳号だった? - YouTube

ペンネームを変えた理由はもうひとつあって、実はそちらの方が大きいのだが、「ちきりんの日記」を書いている社会派ブロガーちきりんのVoicyを聴いたからだ。Voicyを聴けばわかることだが、彼女は「ちきりん」というペンネームにしてしまったことを大失敗と言っていて、悔いても悔やみきれないほどの後悔をしている。

(2020年10月7日放送)2020/10/07 #014 本名かペンネームか/ Voicy - 今日を彩るボイスメディア

私は数年前から、ちきりんのブログやTwitterを愛読している。もちろん本も持っているのだが、ブログやTwitterをいつも読んでいると、本を読んだときにあまり新鮮な驚きがないというか、なんかどっかで読んだことあるなー、みたいな、ちきりんの言いたいことはわかっているかのように錯覚していた。

ところが、である。ちきりんのVoicyを聴いて衝撃を受けた。何度も何度も、頭をガツンと殴られ、目からは鱗がぽろぽろ剥がれ落ちるのだ。その理由はちきりん自身が Voicy で語っている通りなのだが、なんと彼女はメディアによって伝える内容を使い分けているのだ。

(2020年10月21日放送)2020/10/21 #027 発信サービスの使い分け/ Voicy - 今日を彩るボイスメディア

そしてそこで語られている通り、Voicyでは惜しげもなく舞台裏を披露しているというではないか。なぜそうしているかも説明しているが、私にとっては、何もかも思いもよらぬことばかりだった。

もったいないので少しずつ聴くようにしていて、まだ全部は聴いていない。だが、私は人生においてとても大切なことを学ばせてもらった気がした。彼女は、楽しく生きていくことを最優先にしているのだ。そんなの当たり前じゃん、誰だって楽しく生きたいに決まっているじゃん、と思われるかもしれない。だが、つらいことをやめられず、無自覚に自分にストレスを強いている人は多いのではないか。本当は必要ないことなのに。本当はやめられることなのに。本当に大事なことを見誤っている人は多いのではないか。自分もそうなのではないか。

自分の心境の変化を記録するために本稿を書いた。

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