北緯1度の暮らし

書きたいことを書いています。

グレゴリ青山とイトウエルマ

イトウエルマのことを書こうとして、ふと、グレゴリ青山を思い出した。Amazonによると、グレゴリ青山の「旅のグ」が発売されたのは1996年だそうだ。ひと昔、いやふた昔ほど前か。まだバッグパッカーが人気があった時代だった。海外旅行が好きだった私が、東南アジアの魅力にとりつかれた頃だった。「旅のグ」を本屋で何度も立ち読みしては、げーげー笑いこけ、結局、本を購入した。読者カード(はがき)に感想を書いて送ったら、印刷された定型分ながらお礼の返事が届いた。本を買ってくれただけで嬉しいのに、感想を送ってくれてありがとー!とっても嬉しいー‼︎ みたいな文面だったと記憶している。

久しぶりにグレゴリ青山の消息をネットで検索してみたところ、京都におちついてしばらく旅行記は書いていないようだ(もちろん今は海外には行けない)。

イトウエルマを知ったのは2年ほど前で、日経ビジネスオンラインで読んだマンガでファンになった。以来、彼女のブログを愛読している。毎回おもしろいのだが、特に読書感想文が秀逸である。海外に住んでいたことがあるようで、経験が豊富な上に経験から学ぶ洞察力に非凡な才能を感じる。

グレゴリ青山もイトウエルマも、漫画家というよりもイラストレーター的な立ち位置にいるように思われるが、実は私はこの二人の「マンガ」を愛している。いつかCOVID-19が終息したら、グレゴリ青山には旅に出てほしい。そしてまたマンガを描いてほしい。イトウエルマには、マンガに軸足を移して活躍してほしい。私がいくら願ったところで他人の生き方を変えることはできないのだが。それでも

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昨日の夕焼け


私はこの二人のマンガを愛しているから。