北緯1度の暮らし

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ブルネイ旅行(その4)水上集落

ブルネイの庶民はもともと水上集落に住んでいたといいいます。

水上集落といえば、シンガポールのすぐ近くにもあります。ユーラシア大陸最南端の岬から北に10㎞のマレー半島西海岸にあるククップという町です。

それにしても、どうしてわざわざ水上に家屋を建設するのか不思議に思っていましたが、蚊がいなくて涼しいからだとブルネイの日本人ガイドさんが説明してくれました。

なるほど言われてみれば、陸地はもともと熱帯のジャングル。人間が住むためには、森を切り開き、高床式の家屋を建てなければなりません。猛獣や、豪雨による浸水、湿気を防ぎ、風通しをよくするためです。水上ならジャングルを開墾しなくてもいいし、生活も便利で快適だったのでしょうね。

近代化とともに水上に住む人々はマイノリティとなってしまいましたが、住み慣れた生活を変えたくない人は多く、東洋一の水上集落として現在も機能しています。

こちらが「玄関」側。郵便受けがあります。

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中は意外と豪邸だったりします。

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台所の床。フタを開ければ海。
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モスクも水上。
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