中秋節 / Mid Autumn Festival
今年の中秋節は、9月24日でした。
月曜日だったので、仕事が終わると街に向かうバスに乗ってエスプラネードまでやってきました。お月見に来たわけではなくて、7時から始まるアラブ音楽の無料コンサートに来たのですが、まだ時間もあるしお腹もすいていたので The Coffee Bean & Tea Leaf でサーモンサンドをテイクアウトし、ステージ前で食べました。
ところが時間になってもステージの準備が始まる気配はありません。
そして空を見上げると、なんとそこには鬼が!
たぶんこれが鬼に見えるのは日本人だけでしょう。雲は一瞬で姿を変えていきました。
コンサートの予定が変わったのかなー、ウェブサイトには載ってるのになー、無料だからしょうがないかー、、と思いつつ、しかたがないので帰ろうと思いましたが、平日の夕方にこの辺りを散歩するのも久しぶりなので、駅と反対方向にぶらぶら歩くことにしました。
すると、なんと大きな満月が!
そうか、中秋節だった!
翌日、エスプラネードのウェブサイトをもう一度確認したところ、アラブ音楽のコンサート会場は野外ステージではなく、コンコースでした・・・
ブルネイ旅行(その4)水上集落
ブルネイの庶民はもともと水上集落に住んでいたといいいます。
水上集落といえば、シンガポールのすぐ近くにもあります。ユーラシア大陸最南端の岬から北に10㎞のマレー半島西海岸にあるククップという町です。
それにしても、どうしてわざわざ水上に家屋を建設するのか不思議に思っていましたが、蚊がいなくて涼しいからだとブルネイの日本人ガイドさんが説明してくれました。
なるほど言われてみれば、陸地はもともと熱帯のジャングル。人間が住むためには、森を切り開き、高床式の家屋を建てなければなりません。猛獣や、豪雨による浸水、湿気を防ぎ、風通しをよくするためです。水上ならジャングルを開墾しなくてもいいし、生活も便利で快適だったのでしょうね。
近代化とともに水上に住む人々はマイノリティとなってしまいましたが、住み慣れた生活を変えたくない人は多く、東洋一の水上集落として現在も機能しています。
こちらが「玄関」側。郵便受けがあります。
中は意外と豪邸だったりします。
台所の床。フタを開ければ海。
モスクも水上。
ブルネイ旅行(その3)式典が終わって
露払いの白バイ隊がスタジアムの脇で待機しており、式典が終わり国王が退出するタイミングに一斉に発進していきました。
見物客が多少の人だかりをつくるも混雑はなく、国王が退出した後は警護のない出席者が混雑を避けぱらぱらと早めに退出し始めます。そして数人の要人らしき人が門から出た後は、見物客も式典の撮影をやめて自分たちの記念撮影を始めました。
しばらくして式典の出席者らが続々帰途につくと道路は黒塗りのメルセデスで埋め尽くされます。
ブルネイ旅行(その2)国王誕生日 / Hassanal Bolkiah
ブルネイのボルキア国王は29代スルタンであり、初代・現首相であり、絶対的権力を持つ世界的な富豪でありながら、革命家のように眼光鋭く、ハリウッド俳優と見まがうほどのイケメンです。
どこかの独裁国家のデブとは大違い。こういってはミモフタモナイですが、育ちが違います。
そんなボルキア国王のお誕生日 7月15日はブルネイの祝日です。
今年は日曜日だったので月曜日が振替休日に。そして前日の14日から博物館など公共の施設が通常より早めに閉まってしまいました。
国王のお誕生日にはお祝いの式典があります。
こちらは前日の会場設営の様子。グラウンドを挟んで向こう側の観客席中央が国王の席ですが、警備はなく観光客でも気軽に入れてしまいます。ブルネイは厳格なイスラム教の国ですが、テロとは無縁のようです。
午後も夕方が近づくと急に風が強まって涼しくなりスコールが。会場設営も一旦作業を中止します。
こちらは当日の式典の様子。
ブルネイ旅行(その1)オールドモスク / Sultan Omar Ali Saifuddin Mosque
スルターン・オマール・アリ・サイフディーン・モスクは通称オールドモスクと呼ばれ、ブルネイ観光の目玉といって過言ではないが、実物は写真ほどではない。
またこの季節・・・ / Singapore National Day
シンガポールは四季がないため、時間の経過を感じることができません。
「あーもう今年も半分終わったねー」みたいなことを毎年今頃になると言ってるわけですが、おそらく来年の今頃も「あーもう今年も半分終わったねー」などと言ってるのかと思うとアホらしくなって、もう自分では言わなくなりました。
が、約一年前からブログが途絶えており、今年も建国記念日が近づいてまいりました・・・
ということで、この国はまたまた建国記念日に向けて盛り上がり始めています。
シンガポールのうすっぺらいビル / The Gateway by I. M. Pei
こうして真下から見上げると近未来的にも見えますが、1990年完成です。普通のオフィスビルで、今は1階にスターバックスが入っています。
…それにしても、いつ見ても不思議に思うのが、その「薄さ」。
平行四辺形になっているようなのですが、少し角度をつけただで(測ったわけではないですが、この鋭角、60度くらいあるかもしれません。)こんなにうすっぺらくとんがって見えるなんて、本当に不思議です。
このビルは建築家 I. M. Pei の設計ですが、あのパリのルーブル美術館のピラミッド(1989年完成)を設計した人でした。「幾何学の魔術師」とのこと。
地上37階建て。