北緯1度の暮らし

書きたいことを書いています。

ブルネイ旅行(その2)国王誕生日 / Hassanal Bolkiah

ブルネイのボルキア国王は29代スルタンであり、初代・現首相であり、絶対的権力を持つ世界的な富豪でありながら、革命家のように眼光鋭く、ハリウッド俳優と見まがうほどのイケメンです。

どこかの独裁国家のデブとは大違い。こういってはミモフタモナイですが、育ちが違います。

そんなボルキア国王のお誕生日 7月15日はブルネイの祝日です。

今年は日曜日だったので月曜日が振替休日に。そして前日の14日から博物館など公共の施設が通常より早めに閉まってしまいました。

 

国王のお誕生日にはお祝いの式典があります。

こちらは前日の会場設営の様子。グラウンドを挟んで向こう側の観客席中央が国王の席ですが、警備はなく観光客でも気軽に入れてしまいます。ブルネイは厳格なイスラム教の国ですが、テロとは無縁のようです。f:id:SINILYAN:20180719221313j:image

午後も夕方が近づくと急に風が強まって涼しくなりスコールが。会場設営も一旦作業を中止します。f:id:SINILYAN:20180719221748j:image

こちらは当日の式典の様子。

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またこの季節・・・ / Singapore National Day

シンガポールは四季がないため、時間の経過を感じることができません。

「あーもう今年も半分終わったねー」みたいなことを毎年今頃になると言ってるわけですが、おそらく来年の今頃も「あーもう今年も半分終わったねー」などと言ってるのかと思うとアホらしくなって、もう自分では言わなくなりました。

が、約一年前からブログが途絶えており、今年も建国記念日が近づいてまいりました・・・

ということで、この国はまたまた建国記念日に向けて盛り上がり始めています。

シンガポールのうすっぺらいビル / The Gateway by I. M. Pei

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こうして真下から見上げると近未来的にも見えますが、1990年完成です。普通のオフィスビルで、今は1階にスターバックスが入っています。

…それにしても、いつ見ても不思議に思うのが、その「薄さ」。

平行四辺形になっているようなのですが、少し角度をつけただで(測ったわけではないですが、この鋭角、60度くらいあるかもしれません。)こんなにうすっぺらくとんがって見えるなんて、本当に不思議です。

このビルは建築家 I. M. Pei の設計ですが、あのパリのルーブル美術館のピラミッド(1989年完成)を設計した人でした。「幾何学の魔術師」とのこと。

地上37階建て。f:id:SINILYAN:20170903172341j:plain

 

 

 

草間彌生展 @ National Gallery Singapore

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草間彌生のことはそれまで、「憑りつかれたように水玉ばかり描く人」という認識しかありませんでした。

 

日曜の朝に起きれるかどうかわからなかったので、オンラインでのチケット予約はせず、朝10時の開館時間を目標に National Garelly に向かったところ、すでにチケットカウンターには行列ができていました。

3階の展示会場に入場するのに入口でまた並び、インスタレーションを見るのにもいちいち並び、お昼に展示会場を出るまでのほとんどの時間を列に並んですごしました。

草間彌生が国際的に知名度が高く、海外にこれほどファンが多いとは知らなかったので、正直驚きました。

とはいえ、これが東京だったらこんなものではすまないんでしょうね。まして地方に住んでいたらもっと大変なことかもしれないし、素晴らしい作品に手軽にアクセスできるのはシンガポールならでは。

 

ところで National Garelly は2015年にオープンした新しいミュージアムですが、建物は旧最高裁及び市庁舎を再利用しています。1929年(ウォール街大暴落の年)に建てられたドーム付きコロニアル建築で、総床面積は約64,000平方メートルと、とても広いです。まあその割に展示品が少なくがらんとした印象はぬぐえないのですが、最高裁及び市庁舎として使用されていた時代のデザインがそのまま保存されており、建物としても興味深いです。

Natonal Gallery の内部を紹介するインタラクティブなサイトがとてもよくできているので、紹介しておきます。

http://graphics.straitstimes.com/STI/STIMEDIA/Interactives/2015/11/national-gallery-singapore-opening-interactive-feature/index.html 

「日本語がお上手ですね。」褒めたつもりが・・・

関係会社のオフィスの一部が、同じ階に引っ越してきて半月。日系企業なので、日本語ができるローカル社員もいます。

廊下やお手洗い、エレベーターの中で顔をあわせることも多くなり、挨拶したり、そのうち短い会話を交わすようになったりしますが、ある方とお話するうちに、敬語も使えて日本語がとても上手なので驚きました。

それで「日本語がお上手ですね」と褒めたのですが、なんと彼女、日本人だったのでした。

めっちゃ焦りました・・・